Report

教え教わる 2016年2月16日 (33)Serrum

まだまだまだインドネシアです。次がガンガンにつかえてるから、頑張らんと、ね。ね。ぜったい。

ではいってみよ!

ジャカルタ二日目。タクシーに乗って本日向かうのは『Serrum』というアートペース。

到着しました。今日は看板があったから安心。

さっそく中に入ってみましょう。

お話を聞かせてくれたのは、Co FounderのAngga Wijayaさん(左)とMochamad Hasrulさん(右)。若いな~。

『Serrum』は2006年に美大の教育学部の6名の学生によって活動を開始しました。メンバーのバックグランドからエディケーションにフォーカスしたアート活動を展開しています。現在のメンバーは23人。ワーキングスペース、ギャラリー、レジデンススペースを併設して、ギャラリーでは若い作家たちに発表の機会を与え、レクチャーやトークなども開催。またゲストアーティストをよんで講評をしてもらったりすることもあるそうです。

こちらギャラリーです。

ドラムのあるワーキングスペース。

ガレージ部分。ここでトークとかのイベントあるみたい。手作りのバーカウンターも。

スペース外でのアートプロジェクトなども精力的に行っていて、常にパブリックとのつながりを意識しながら活動を続けているとのこと。また学生を巻き込んだプロジェクトも多数展開。こうした活動はすべてアートによってすべての人が成長していけるという信念のもとに展開されているようでした。一般の方を対象と したワークショップももちろん沢山開催していて、アートのためのアートではなく、教育のツールとしてアートを用いている印象を強く受けました。
助成金は一切もらってないとのことで、スペースの維持を含め運営資金はどうしているのかを尋ねると、美術展やアートプロジェクト、そして国際展などの設営の仕事を会社組織として請け負っているのだそう。そこでの売り上げの40%を『Serrum』の活動に当てている(60%は実際に働いた人の賃金になりま す)とのことでした。結構大きな展覧会の設営の仕事もバンバンしていて、すごいなあと関心。メンバーは25歳から35歳で構成されていて、話を聞かせてくれた二人もそうですが、とても若くしかも自分達の力でちゃんとサバイブしていて、健康的な感じのするグループでした。Art & Educationを民間で、しかも若いメンバーだけでここまでしっかりやっているなんて。脱帽!!!

スタッフのみなさんです。

アートと教育で食ってますけどなにか
Serrum
http://serrum.id/
https://www.facebook.com/serrum.shareroom?fref=ts

そしてこの日の夜は、日本にもレジデンスできていた、アーティストのIrwan AhmettとTita Sailinaに再会。ご夫婦の自宅兼アトリエにお邪魔しました。

二人とも元気そうでなにより。

ご自宅兼、スタジオ。

そしてご一緒に。しかし、めちゃ豪邸だったな~。日本のみんなもガンバ!!

  • Serrum

    ln. Gurame No 3, Rawamangun, Jakarta
    設立年: 2006
    アクティビティ: ギャラリー、ワークショップ、スクール、レジデンス、トーク等
    教育に特化したアーティストコレクティブ