Report
本日もマレーシア編をお送りします。
ではいってみよ!
KLことクアラルンプールに入って3日目。今日訪れたのは、レジデンスさせてもらっているスペースの上階にある『無限發掘 FINDARS』。
ビルの4階にあります。
メンバーのWong Eng Leongさん、Tey Ben Tzeさん、Wong Min Likさん、Bannai Rooさん、Lim Keh Soonさんがお話を聞かせてくれました。FINDARSは2008年に同じアートスクールに通っていた4人により結成。以降何度かのメンバーチェンジを 経て、2013年に現在のスペースへと移ってきました。ここではビジュアルアートの展示に加え、実験音楽のライブ、映像上映やトークイベント、ワーク ショップなども行っています。会場内にはバーが併設され、レジデンススペースもあります。運営はエントランスフィーとバーの売り上げ、そしてスペースのレンタルフィーによって行っているそうです。
こちらメインスペース
この奥がバー
訪れた日はジンの展示をしていました
メンバーは皆、スペース以外で仕事を持っていて、FINDARSでは自分たちが面白いと思う企画しか行っていないとのことでした。Facebook上でミーティングを行い、皆が平等に意見を言い合いながらスペースの進め方を決めていくそう。
いきなりセッションが始まったりもするよ
ミーティングスペースもあります
マレーシアにはマレー系、中華系、インド系という3つの人種がいて、FINDARSのメンバーは皆、中華系ですが、オーディエンスは若者を中心に人種の区 別なく様々な人々が出入りしています。また海外のアーティストやミュージシャンが展示やライブをしたりすることも多くあるそう。スペースの外でもプロジェクトを行うこともあって、アーティストやミュージシャンと一緒に、反レイシストのアートプロジェクトを街中で展開したりもしています。
メンバーのTey Ben Tze(左)とWong Eng Leong(右)
どうしてこうしたスペースを作ったのか尋ねると「退屈だったから」と笑いながら話してくれました。彼らはオラとほぼ同世代で、スペースを始めた年も同じ。 運営していくのは簡単ではなくいろいろ問題はあったりするけど、楽しいから続けていると話す彼らは、とびきり優しくて、ものすごーく好感の持てる人たちなのでした。
滞在中、メンバーのアトリエにもお邪魔した~
アトリエはミュージシャンの人たちとシェアしていて、でかかった~
FINDARSでの映像+ワークショップイベントのためイタリアから来ていた映像作家と一緒に
山の上の湖にも連れて行ってくれました~
ノリがゆっくりで、いつもニコニコしていて、とても安心ができるそんなアートスペースでした。
アートでも音楽でも何人であっても
Findars 無限發掘
http://findarskl.wix.com/findars
https://www.facebook.com/FINDARS/
明日は、KLから少しだけ郊外に出てみることにします。
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無限發掘 FINDARS
No.8, 4th Floor, Jalan Panggong, Kuala Lumpur
設立年: 2008
アクティビティ:ギャラリー、ライブ、レジデンス、トーク、スクリーニング、ワークショップ、アートプロジェクトの企画運営
世界中のコンテンポラリーミュージシャンやアーティストが集まるアートスペース