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みんな仲良し 2016年1月13日-その3 (03)Post Gallery

やっと初日に訪れたスペースの最後の記事です。こんな調子で全部書けるのか!?と不安になりながらも一歩一歩僕は進んでいきます。
伝説を後にして向かうはCubao Expoといわれるエリア。小さなお店が立ち並ぶなんというのかな、代官山をぎゅーっと凝縮して一箇所に集めた感じかなぁ。レコード屋、洋服屋、雑貨屋、カフェ、バー、オーガニック ショップなどなど、とにかくやたらめったらなオシャレスポットです。その一角にある『Post Gallery』というアートスペースが目的地。(ちなみに、日本のほこるインディペンデントキュレータの遠藤水城さんも、この一角に2000年代半ば に『Future Prospect』というオルタナティブスペースを共同で立ち上げていたとのこと。その場所はもう閉じていましたが、みんな「Do you Know MIZUKI ?」と聞いてきます。遠藤さんマニラでも有名です。)
つきました『Post Gallery』。

2階建てお洒落なスペース。出迎えてくれたのはディレクターのOsieさん(右)とYoさん(左)とキュレータのLenaさん(真ん中)。

postは2005年にCubao Expo内にオープンしたスペースで(設立時はPABLO Xという名前だったそうです)、建築を専門にしていたディレクターの二人はもともとデザイン系のスペースをイメージしていたのそうですが、いろいろな偶然 が重なり現代アートを扱うスペースになったとのこと。現在は、Taguigという別の街で『Pablo Gallery』というコマーシャルギャラリーも運営している、やりてのお二人。
『Post Gallery』のことを、プロジェクトスペースと呼んでいて『Pablo Gallery』ではできないことをこちらでやるのだそう。若手のアーティストの展示や、コマーシャル空間にはない実験的な試み、また音楽ライブやトーク など、こちらはオルタナディブなプロジェクトが行われているようです。

二階がギャラリーになっていて、訪れた時は部屋丸ごと持ってきたようなインスタレーション空間が。

ただ、これだけのスペースを維持しながら、且つもうひとつスペースを運営しているなんて、、、
しかもおそらく僕と同世代で、うーん、すごいっす。
どんな人たちがこの場に来るのかを聞いていたらミュージシャンやデザイナーなどアート系の人などなど。マニラに来て驚いたのですが、こっちの若い人たちは ジャンルを横断して、しかも皆が繋がっているということ。東京は、音楽の人、演劇の人、ダンスの人、そしてアートの人みたいな感じで自分が好む専門を決め てしまっていて、それ以外のジャンルに興味がある人って驚くほど少ないですよね。彼女たちの話を聞いていると、オープニングレセプションでは、だいたい皆 ハシゴをしながらいろんなジャンルの人々が顔を出していくのだそう。話を聞いている途中も同じCubao Expo内にあるスケーターのお店の人が顔を出したり、なんかすっごく開かれていていい感じでした。日本もこういう感じでいろんなジャンルがごちゃまぜに なったらいいのになぁー。

最後は日本の伝統とフィリピンの伝統のポーズ。

マニラの代官山Cubao Expoにきたらぜひ『Post Gallery』にお立ち寄りを
Post
http://pablogalleries.com/
https://www.facebook.com/postgallery.pg

つうわけでようやく初日のリサーチが終了~
もうクッタクッタでっす!

それではまた明日にでも。

  • Post Gallery

    Shop7, Cubao Expo, Araneta Center, Cubao Quezon City 1109
    設立年: 2013
    アクティビティ: ギャラリー、ワークショップ、トーク等
    コマーシャルギャラリーも別の場所で運営している