Report
インドネシアに残された難関もあと少しだわん。今日もがんばるまーん。
ではいってみよ!
スラバヤを後にし、とうとうインドネシアの首都ジャカルタまでやってきてしまいました。インドネシアをレペゼンしてるだけあってジョグジャとは街の雰囲気も全然ちがう。あたり前ですが、こりゃ所謂、都市ですね。キ・ャ・ピ・タ・ル・シティー。ただこちらにも、とっても、やばいスペースがいくつかあるみたいでドキがムネムネです。朝飯食ってからタクシー走らせ、向かうは『Forum Lengteng』。教えてもらった住所に到着しましたが、看板はなく、これであっているのか不安になります。
普通の家っぽい
ただwifiをみたら”Forum Lengteng”と表示されるから、ここに間違い無いと確信。そして待ち合わせの時間になりましたが人が来る気配は一ミリも無く、ドアを叩けど返事もな く。15分過ぎたし、やっぱ違うのかなぁってドアおしたら、あら開いちゃった。中に入って「hello…」とおそるおそる言ってみますが何の返事もなく、 暗い階段をのぼって行ったら、あっ人がいた!! ヘッドホンで音楽ガンガンに聴いてたみたいで気付かなかったらしく、向こうもすげー焦ってました。どんもしゅみません。で、約束していて来たのだけどと話すと下の階に降りていき、鍵のかかった部屋をどんどん叩き、そしたら寝ぼけ眼ででてきてくれたのはYuki Adityaさん。「ごめん、寝過ごしたー」って、ずっと中にいたのね。そしてしばらくすると、ファウンダーのHafiz RancajaleさんとOtty Widasariさんもやってきました。
うっし。はじめます。『Forum Lengteng』は10人のメンバーによるディスカッショングループとして2003年に活動を開始しました。設立当初からメディアがもつ影響や作用に対して強い関心をもち、文化や歴史にフォーカスをあてた活動を多数展開。初めの5年間は、自分たちのポケットマネーで活動を続けていましたが、その功績が認められ現在は複数の助成金を得ながら活動を展開しています。現在メンバーは18人。友の会のような制度もあり、そちらの登録者は50名を超えています。その多くが学生さんとのことで映画や映像を愛する人なら誰でも入会できるとのこと。友の会に登録すると『Forum Lengteng』主催の様々なイベントに参加できたり、ライブラリーなどを自由に使えるようになるそうです。
ファウンダーのHafiz Rancajaleさん。おらより10歳ぐらい年上かな。ジャカルタのトムウェイツ。渋いっす。
現在のメンバーはそれぞれ別の仕事をかけもちしながら『Forum Lengteng』の各プロジェクトを担当しています。全てのプロジェクトは教育ベースのもので、やはりメディアに関連したプログラムを多数行っているようです。具体的にはビデオアートやテクノロジーを使ったアートのフェスティバル、ドキュメンタリー映像祭、映像にまつわる雑誌の発行、ストリートアートに関する展示と研究、『Forum Lengteng』を会場としたパフォーマンスイベントと映像の上映会、そしてインドネシアの地方の村を舞台にしたアートジェクトなどなど。本当にたくさんのことを同時進行でやっているのです。まじすげーっす。ジャカルタもヤッパ、パないね。
ワーキングスペース。ここでレクチャーや上映会、パフォーマンスイベントなんかもやるみたいです。
中庭。日の光も入りいい感じ。
過去の展示資料
アーカイブ室
全てのプロジェクトにおいてしっかりアーカイブも作っていて、そのぬかりなさに圧倒されました。こりゃグループというよりもインスティテューションといっ た感じだわ。でもこうした活動でお金儲けしようなんて感じはまったくなし。こちらの人たちってお金では買えない人生をとことん謳歌している感じがものすっ ごくします。まじで見習いたい。
最後にパチリ。左からHafiz RancajaleさんとOtty Widasariさん。Ottyさんは村でのアートプロジェクト担当ですごい優しい感じの人でした。そしてアーティストでもあります。ちなみにHafizさんとOttyさんはご夫婦。かっちょいいっす。そして一番右がYuki Adityaさん。寝起き感が出てるかなぁ、、、むろん良いかたでした。
黙々とプロフェッショナル
Forum Lenteng
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Forum Lengteng
Jl. H. Saidi No. 69 RT.007/RW.05, Tanjung Barat, Jagakarsa
設立年: 2003
アクティビティ: ライブラリー、ワークショップ、スクール、スクリーニング、パフォーマンス、アートプロジェクトの企画運営、出版
メディアがもつ影響や作用に焦点を当てたプロジェクトを多数行うコレクティブ