Report
オルタナ大陸インドネシアに別れを告げ、いよいよ本日からタイ編がはじまります!!またしても、ちょいと一息つきすぎちまったかなぁ。急がなぁ、あべぇーな、、、
ではいってみよ!
はい!飛行機に乗ってやってきました、ここはタイの第二の都市チェンマイ。空港に着くと見覚えのある、あの優しい笑顔が。今回、タイのホストになってくれている『CAC-Chiang Mai Art Conversation』のファウンダーであるアーティストのSutthirat Supaparinyaさん、通称SOMが空港まで迎えに来てくれていたのです。どうぞ、これからよろしくお願いします!!
さっそく向かったのはチェンマイ大学内にある大きな展示会場。そしてなんと!! ここで我らがArt Center Ongoingから派遣された5人の強者たちがCACの選抜アーティストと共に合同展を開催しているではありませんか(って、もちろん知っていたけどね)。
日本のメンバーは、オラより3週間ほど前にチェンマイ入りし、リサーチおよび制作を重ねてきたもよう。そしてこの日で展覧会は二日目。みんなは会場にいな かったけど、とりあえず作品の写真を撮っておきましょうね。
※個々の作品の詳細については作家たちが書くといっていた気がするのでここでは控えますね。 ね、みなさん。
井出賢嗣
青木真莉子
衣川明子
小山友也
地主麻衣子
Chiang Mai Collective
Jiratchaya Pripwai
その後、強者たちとは夜に合流。インドネシアではビールを飲む機会もほぼなかったから、久々の再会で死ぬほど飲んだのは言うまでもありません。そしてこれも言うまでもなく、二日酔いの二日目。本日はオープニングレセプション&シンポジウムもあるそうだから早く酒を抜かないと、、、
さてさてレセプションの時間になりました。にゃんとまあ、会場には沢山の人が!!みんな作品をじっくりと見てくれていて、なんとも嬉しいですね~。
会場入り口。『Unusualness Makes Sense』という展覧会です。
人がたくさん~
作品について語る人たち
こちらでも何やら語っています
地主さんの作品に見入る子供
そんな中、お疲れの井出くん、そして奥にいるのはなんと、、、
Ongoingの頼れるスタッフ、ゆきえちゃんがこの日のために駆けつけてくれていました!これにはみんなもビックし!!ありがとう~
そしていよいよシンポジウムが開始。それぞれの作品の紹介にはじまり、オルタナティブとはなんぞやといった哲学的な話まで。英語と日本語とタイ語が飛び交います。
一同勢揃い。
キヌちゃんも英語でしゃべってるよん
頼れる男ヨド(右)がタイ語に通訳
なかなかのカオスなシンポジウムでしたが、SOMはしごく満足してくれたようでなによりです。
最後にみんなで一緒に。左のメガネの男性は去年の黄金町バザールにも参加していたアーノント。今回の展示にはChiang Mai Collectiveとして参加。嬉しい再会!
そしてせっかくなので、このまま『CAC- Chiang Mai Art Conversation』を紹介しちゃいますね。CACは2013年1月に活動を開始。ファウンダーのSOMは、2011年にACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)のグラントを獲得しニューヨークに半年間滞在。また同時期に東京ワンダーサイトのレジデンスプログラムにも参加し、アメリカや日本のアートシーンの現状を目撃することになります。その経験から強いインスピレーションを受けたSOMは、帰国後、チェンマイの街をリサーチすると同時に、 自分たちのアートシーンに必要なものは何かを若いアーティストと共にディスカッションしていきます。こうしたリサーチとディスカッションを経て、今自分たちに必要なのは、アートフェスティバルや展覧会といった単発のイベントではなく、アーカイブやインフォーメーションなどのインフラを整えることであるという結論に至ったのだといいます。チェンマイで活動をする若いアーティスト達が、個々の経験をシェアーし、共に成長していける環境をつくること、それこそをCACの活動のはじめの目標として掲げたのです。
個人の作家としても多くの経験を積んでいたSOMは、CACの活動資金を募るため、リクリット・ティラバーニャ、ナウィン・ラワンチャイクン、カミン・ ラーチャイプラサート、アピチャッポン・ウィーラセタクンといった、チェンマイと関わりが深く、且つ世界を舞台に活躍する6名の現代美術作家に作品の無償 提供を依頼し、彼らの作品をオークションで販売することにしました。そのうちの数点の作品を販売し資金を作ることで、本格的に活動を開始します。
まずCACはチェンマイのアートマップおよびそのウェブサイトの製作のためスポンサーを募りました。同時にチェンマイで活動する様々なアートスペースを訪 れ、彼らを取材することで新たなネットワークも作り上げていきます。そして念願のアートマップが完成。多くのホテルやレストランやカフェがこのマップを欲 しがり、同時にCACの存在も広く知られることになります。
今年も、Galleries Night Chiang Maiという街を舞台としたアートイベンントとタイアップし、第二弾となるアートマップを製作。最近では、チェンマイだけでなく様々な国や地域から、プロ ジェクトの依頼が来るようにもなっています。特定の場所を持ってこなかったCACですが、現在オフィス兼アートスペースを探しているとのことで、今後の新しい展開も期待されます!
彼女がSOM。ナウィンのアトリエにて
チェンマイのアートシーンを根元からリードする
『CAC- Chiang Mai Art Conversation(CAC)』
http://www.cac-art.info/
https://www.facebook.com/cmartconversation/?fref=ts
タイ編、これから気合い入れて進めていく所存ですので、そこんとこシクヨロお願いします。
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Chiang Mai Art Conversation
Chiang Mai
設立年 : 2013
アクティビティ:アートプロジェクトの企画運営、出版等