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次へと伸びる触手 2016年3月10日 (59)Tentacles

今日は再びバンコク。これがタイでの最後の1日となります。

ではいってみよ!

ラチャブリを後にし、バンコクに戻ってきました。そんで、唯一まだ行っていなかった場所へ。タクシー走らせついたのは『Tentacles』。こちらは 2016年にオープンした新しいアートスペースです。話を聞かせてくれたのはアーティストでファウンダーのHenry Tanさん。

キッチンの中からこんにちわ。

Henryさんはバンコク出身。独学でアートを学び、個展やグループ展の他、海外でのレジデンスなどにも積極的に参加。そうした経験を経て、バンコクの アートシーンには開かれたプラットフォームとなるような場所がないことを強く感じ、2014年に同世代の3人の仲間ととも『Tentacles』を立ち上げます。はじめは、親交のあったアーティストのスタジオの一角の小さなスペースから活動を開始。2015年にはラチャブリやバンコクでレジデンスプログラ ムも展開します。そして2016年に入り、もともと倉庫であった場所を、コマーシャルギャラリー、作家のスタジオ、オフィス、そして『Tentacles』の4つのグループでシェアーすることを決め、現在のスペースをオープン。メンバーはHenryさんを含め現在8人。年齢は22歳か ら29歳、アーティストだけでなくデザイナーや経営学者などもメンバーにいるのだと言います。一般に向けてより開かれた場所を目指し、ギャラリー、カフェ、ショップを併設。またワークショップなどのエディケーショナルプログラムや、レジデンスプログラムも行っています。今後はアートによるコンサルティング事業も展開していきたいと話してくれました。

カフェスペース。おしゃれです。

ショップではアート関連の書籍や小作品を販売

焼き物やインテリアなども売っています。

もともと倉庫だった空間は、天井も高く開放的。スペースのリノベーションはほとんど自分たちで行っていたり、カフェもメンバーがキッチンやホールを手分けしてやったりしていて、Ongoingをはじめた頃を少し思い出しました。若いって素晴らしい。

まだ完成していませんが2階部分がギャラリーとなっています。いずれ階段ができるとのことですが、今日は梯子を登っていきます。

登るとこんな感じ。広いです。ギャラリーの壁も立つ予定。

僕が訪れた日は、隣のコマーシャル・ギャラリーのオープンの日。こけら落とし&有名な作家の展示だったようで、バンコクだけでなくタイ中のアーティストやアート関係者が集まってきていました。おらがタイをリサーチする中で出会った人の何人かともここで再会。
タイのアート関係者が集結

お隣さんはコマーシャルギャラリーです

こちら展示の様子

大盛況でした

オープニングの料理は『Tentacles』のカフェで作っていたようで、皆さん大忙し。

最後はみなさんでパチリ。

これからのバンコクアートの中心地になる可能性大
Tentacles

Current


https://www.facebook.com/TentaclesInc/?fref=tshttps://www.facebook.com/TentaclesInc/?f

こちらでタイ編は終了。次はシンガポールへと向かいます。

  • Tentacles

    2198/10-11 Soi Taweewattana (Narathiwas 22),Yannawa, Bangkok
    設立年: 2016
    アクティビティ: ギャラリー、レジデンス、カフェ、ショップ、トーク、スクリーニング、ワークショップ、ライブ等
    バンコクの新世代アーティストによって立ち上げられたニュースペース